〜 昨今の薪ストーブ事情 2024 〜
薪ストーブは住宅に設置する暖房機器です。 薪ストーブと住宅のバランスが非常に大切になります。
給気口を設ければクリアするのですがキッチンなどの局所換気をつけると負圧になってしまいます。
その場合、薪ストーブの煙突から給気を取ろうとするので室内へ逆流してしまいます。
個人的には住宅性能が上がったのに住宅の換気が見直されていないことが原因だと思っています。
ですが、しっかりと対策をすれば簡単に解決することができます。
AMA工房では、新築設計時に換気計算に率先して傍わらせていただきます。
2025年には『省エネ基準適合義務化』となり、より高性能の住宅になっていきますので
給排気の設計は感覚ではなく数字でしっかり計算しなければなりません。
『日本暖炉ストーブ協会』 https://www.jfsa.gr.jp では
以前より何度もこの給排気について勉強会を行って参りました。
薪ストーブ専門店が知っているのはもちろんですが、設計士・工務店・ハウスメーカーの
皆様にも適切な情報を提供していきますので是非ご相談ください。
また、負圧の問題は薪ストーブ側だけの対応では解決できません、住宅設計との連携が不可欠です。
これから薪ストーブをお考えの方に、より良い薪ストーブ環境を提供したいと思っています。
また、現在問題発生して困っている方の相談にも乗ることができれば嬉しいです。
〜 薪ストーブの煙問題について
2020年より『日本暖炉ストーブ協会』内に『煙プロジェクトチーム』が結成されました。
世の中の煙問題撲滅を目指して立ち上げられたプロジェクトです。
2024年4月で一区切り終えることができました。
実際に薪ストーブを焚いて臭気指数を測ったり屋根の上でニオイを嗅いだりと、
焚き方によって煙やニオイの関係が何幾度も実験することによりわかってきました。
私もプロジェクトのメンバーだったのですが、そこで『煙やニオイの少ない焚き方』として
採用されたのがAMA工房式焚きつけです。
焚き付け薪から中割り薪、通常薪と順番に入れていくシンプルな方法なのですが、
薪のサイズや組み方に特徴があり、より少ない煙・ニオイで焚くことができます。
AMA工房ではこの焚き方は2008年から行ってきた着火方法です。
2009年には薪ストーブの専門誌『薪ストーブライフ誌7』の記事にもなりました。
これから住宅地で薪ストーブをお考えの方でご心配の方は是非ご来店頂ければと思います。
しっかりと煙やニオイが出る仕組みや解決方法を説明させていただきます。
そして、これからもより良い焚きつけ方法を皆様に提供できるよう研究していきたいと思います。
最後に、住宅地での煙問題はもちろんですが、住宅の給排気問題など
対策をせずに薪ストーブを取り付けると逆流する危険性があります。
何度も勉強会を重ね対策をしているお近くの『日本暖炉ストーブ協会会員』の
薪ストーブ屋さんへご相談ください。