〜設置計画は安全第一〜
暖炉・薪ストーブは煙突がエンジンです。
心地よく使うには、まず煙突が煙をスムーズに排気できるように設置することが基本です。
暖炉・薪ストーブの事故は怖い火事!
薪ストーブは火を使う道具です。
注意点は2つ!!
1:煙突火災(煙突内のススの発生を抑える)
2:低温炭化(ストーブ本体、煙突からの可燃物の離れを注意する)
安易な工事でもすぐに起きない事故、設置後4,5年過ぎてから事故が起きはじめています。
設置後20年間安全に使えることを基本に設置計画をします。
安全な設置計画 |
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大切な煙突の種類と設置場所 | ||
暖炉・薪ストーブ施工において、煙突の取付は重要なポイントです。 煙突をストーブ本体から4m以上はまっすぐに立ち上げ屋根を貫通して、 煙突トップが風圧帯に入らないように軒部分より高く出すことです。 横引きせざるを得ない場合でも1m以内とするのが理想的です。 吹き抜け天井の場合でも、暖かい室内にはシングル管でもいいですが、 煙突が外気に接する部分は必ず断熱煙突とします。 煙を冷やすことはクレオソートの結露を引き起こし、煙突火災の原因となるからです。 |
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炉台:耐熱壁 | ||
薪ストーブをどの場所に設置にするにしても様々な注意が必要です。 当然、床の上にそのまま薪ストーブを置くわけにはいきません。そこで炉台が必要になってきます。 単に炉台といっても何でもいいわけではなく、まず第一のポイントは炉台の大きさです。 炉台が小さいと灰を出し入れするときに床を焦がしてしまうこともあります。 第二に材質。材質によっては床や壁が加熱するとゆうことにもなりかねません。 第三に寸法。なるべく充分な寸法をとります。なおかつ適切な不燃の材質で作るようにしたい。 第四に強度。薪ストーブと炉台の重さで床にはかなりの負担がかかります。 基礎や根太の補強など、床下の重量対策も考えておく必要があります。 |
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初めての火入れ |
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新しい薪ストーブは必ず慣らし焚き。 | ||
鋳鉄をはじめとして、薪ストーブの素材には強いものが使われていますが、 いきなり高温で焚くと、鋳鉄の場合ヒビが入ることがあります。 必ず慣らし焚きをしてから本格的に使い始めることです。 慣らし焚きをすると、薪ストーブを構成する鋳鉄の膨張収縮が繰り返され、 本体の接合部が安定した状態に落ち着く、その後毎日焚きつづけても、へこたれないのです。 また薪ストーブの寿命もグンと違ってきます。 |
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焚きすぎに注意! | ||
鋳物でもあまり高い温度で燃やし続けると、割れたり反ったりしてしまいます。 ストーブトップの温度計で、400℃以上で連続運転しないでください。 また、細い薪を大量に燃やしすぎるとエア調整を絞っても温度コントロールが出来なくなります。 針葉樹の薪も早く燃えて、かつ高温になりやすいので一度にたくさんくべないでください。 |
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メンテナンス |
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いつまでも気持ちよく使うために | ||
「道具」の性能を十分に引き出すためには手入れは欠かせない。 それは薪ストーブも同じ。 耐久性を高めるためには、大切に扱い、手入れをすることが何よりも大切です。 メンテナンスをする時期は春です、煙突掃除をはじめとした薪ストーブの大掃除をし、 痛んだガスケット等を取り寄せ、次のシーズンまでに取り替えてやります。 しかし、薪ストーブを使っていない間に鳥が煙突の中に巣を作ったり、 そのほかごみや侵入物で詰まっていることもあります。 掃除をしたからといって安心せずシーズン直前に もう一度煙突の内部をチェックし使い始めましょう。 |
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雨、鳥や煙の問題 | ||
春に煙突掃除を済ませ、その後に梅雨や台風のシーズンを迎えます。 台風の強風によって煙突から雨混じりの風が入ることがあります。 また、鳥が巣を作ろうと煙突に入ってくることがあります。 煙突部材のオプションで鳥よけのネットがありますが、ストーブを燃やしているシーズンは 頻繁にネットを掃除しないとネットがススで詰まっていき、 煙の排出が悪くなりますので大きな問題になります。 煙突掃除がすんでトップにビニール製の袋をかぶせておくことをお勧めします。 冬に入りストーブを使い始めるときの点検が楽になります。 |