~ 焚きつけから完全燃焼まで ~


焚きつけで上手く燃えたら、中割り・太薪へと煙を少なく炎を移していきましょう。

中割り(太さ5~7cm、長さ30~40cm)を用意する。

現時点では、細くても割っていない薪は適さない。
(表面積が少なく燃えづらいため)

少量だと、なかなか火力も上がらず煙ばかりという事になりがちです。 
ここでも燃焼空気の流れを考え、手早く薪をくべていきましょう。

薪の組み方  薪の組み方
※ アルミホイルは焚きつけ…  燃えている状態なので十分気をつけて下さい。

1、2本目は焚きつけの薪を挟むように、
3本目は燃焼空気の流れをスムーズにするため小割りを用意する。

薪の組み方  薪の組み方
4本目は炉内対角線に、5本目は手前の中割りの上に、
6本目は4本目をクロスするように、7本目は奥上部へ

※2010年1月追記
大型機種の場合はこちら!!



炉内で組むとこの様に、
薪の組み方
投入直後


薪ストーブ 炎
2分経過

中割りの薪を入れる時、焚きつけの炎が小さすぎると〝くすぶり〟大量に煙が出ます。
そのような時は、中割りを入れる前に少量の小割りを追加しましょう。



炎が全体にまわり安定してきたら太薪をくべよう。
実演機種アクレイムの場合、この時点で約200℃(投入前)
薪ストーブ 炎
太薪投入直後

投入後、炎が安定し温度が十分に上がってきたら給気の調整をする。
ダンパーがある機種はもう少しガマン!!


薪ストーブ 熾火
追加投入後

この様に、中割りの薪全体が熾きとなるので急激に温度が下がる事もなく
煙もきれいに完全燃焼されます。(クリーンバーン等)

ダンパーがある機種は、十分な熾き火と決められた温度になってから閉めるようにしましょう。


そして十分な熾き火がある場合、給気を絞り薪から炎が立たなくなっても、二次燃焼で必要な熱(600℃)は
熾き火で確保されるため炉内で完全燃焼され煙が出ないのと同時に、薪の燃費が良くなります。


※2009年12月追記
次に入れる太薪からは、空気が薪の間を流れないように密着させ
規則正しく入れることにより緩やかな燃焼となります。
給気レバーを絞るだけではなく薪の組み方にも気をつけると上手に焚くことができます。


あとは、熾きを絶やさないように薪、給気の管理をしていきましょう


※中割り投入時、使用機種・煙突の長さによっては給気を開け過ぎると可燃ガスの炉内通過速度が
早すぎて煙が出ることがありますので色々と試してみましょう。





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